声のあれこれ その1

CSFプラクティスでコンデションアップなど当院では行っておりますが、意外に多い質問の中に『声』に関する事がございます。
中でも『大きな声が出せない』というのがありましたので、本当は段階を踏んだ方が良いのですが先にその事について触れていきたいと思います。
 
とある文献で大学病院の音声外来の医師が驚いた事に喉を酷使された方と同じくらい声の出ない方が多くいらっしゃったそうです。
そういう方は声帯がひどく痩せてしまった『声帯萎縮』(声帯がやせて隙間が開いてしまっている状態)の状態になっている方やその手前の状態の方が多いそうです。(声帯の構造はhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%B0%E5%B8%AFWikipediaさんを参照下さい)
 
よく学校の先生が引退をして家にいることが多くなってから声が全く大きく出せなくなってしまったという事はよくある事ですが、
声を出す機会が少なくなったりして、声帯まわりの筋肉を使わなくなり、その筋肉に力が入らなくなってしまうという事なのです。
 
声帯萎縮は≪1声がかすれる 2体に力が入らない 3声が出ない≫という状態が出てきます。息が声帯の隙間から洩れてしまうので、とてもばてやすいのです。体を崩しやすくなってしまうので早めに診てもらう事をお勧めいたします。
 
基本的には年齢を重ねるとなってくるものですが最近では若者にも声帯萎縮になるケースがみられ、健康が損なわれているのがうかがえるとの事でした。
 
状態によっては手術が必要な場合があるようですが、治療としては栄養、ビタミン類をバランスよくとり体のコンディションを整え、何よりも声を出す機会を作り筋肉を使うようにすることが大切だというです。 
 
レーニング法としては重たいものを持ったり、合掌してグーっと力を入れながら声を出すと喉に力が入りやすいのでその状態で声を出していくという方法がありますよ。
 
是非ためしてみてくださいね♪